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こんな事まで教えなあかんの?

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これは数か月前に聞いた、ある会社の社長さんのお言葉です。

若手の営業マンがヨレヨレのスーツで出社し、その恰好のまま顧客を訪問しようとしているとき、

「お客さんを訪問するときは、しわのないスーツで行ってくれないか?」


と声をかけると、その若手営業マンは


「しわのないスーツを買うお金はないです。」


と返したそうです。


○TPOに応じて服装を整えるというマナー

○スーツがしわにならないようにハンガーで保管すること

○スーツは定期的にクリーニングに出すこと


「こんなことまで教えなあかんのか。。。」


とため息に近い言葉が出たそうです。


2人の子育てをしている私はふと我が子を顧みました。

制服は脱ぎっぱなしでハンガーにかけることはせず、しわがいったり汚れたりしても「クリーニングに出して」とリクエストしてくることもありません。


無理もありません。忙しさにかまけて、教えていませんでしたから。

注意するより、私が制服をハンガーにかけた方が早いですから。


もう一つ事例を。


先日、駅の待合室に入ると、先輩営業マンと新人営業マンと思しき男性2人組が座っていました。

先輩営業マンは新人営業マンに話しています。


先輩:「君さ、このお客さんへのメール、Chat GPTに作らせたん?」

新人:「はい」

先輩:「内容チェックした?特にこの、○○のところ。」

新人:「してません」

先輩:「この○○は、事実ちゃうで。お客さんに嘘ついてるで?」

新人営:「・・・」

先輩:「僕の指導が足りないと言われたらその通りなんかもしれんけどさ、お客さんに嘘ついたらあかんってことまで教えなあかんか?」


というくだりです。

私と彼らの距離がとても近かったので、新人営業マンの表情を直視することはできなかったのですが、それはそれは冷や汗ものだったと思います。


帰宅してからこの話を中学生の息子に話したところ、学校の読書感想文の宿題をネット検索したりChat GPTに作らせている友人がいるとのことでした。


今回上記2つの事例から私が思ったことは、


子どものうちにマナーや常識、してはいけない事はしっかりと教えないといけない


ということです。


私は上記の社長さんの話を聞いて、すぐに息子用のズボンのハンガーを買って制服の管理の仕方を教えました。

もちろん一回では身につきません。毎日毎日、できるまで私の前でやってもらいました。


ネットやChat GPTで宿題問題は、スマホを制限したり、宿題を見たりして確認するしかありません。


そうです。教育には手間と時間がかかるのです。

そして昨今の核家族、共働き世帯の増加で、十分にしつけや教育を施せない家庭はこれからどんどん増えていきます。


そこでやはり私は行きつくのです。

働く父母が早く家に帰って、子どもと向き合う時間を作ることの重要性に。


そうやって十分に教育された子どもたちが社会に出て働きだします。

今後の新入社員の為にも、業務を改善し、働き方を見直しませんか?


そして本当に時間が取られるとは思いますが、今の若手社員には根気強くマナーから教えていくしかありません。


「こんなことまで?」と思われるかもしれませんが、

例えば、席を立った後の椅子を机の中に戻していない人は年配の方でも結構いませんか?


常識の範囲は人によって違いますし、業界や職種によっても違うでしょう。

そこはやはり根気強く教育していくしかありません。


社員教育や働き方改革についてご相談がありましたら、お気軽にお知らせくださいませ。


最後までお読み頂きありがとうございました。


 
 
 

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