言ってみるもんだなあと実感したエピソードです。
こちらのご家族構成は、
○パパ(単身赴任中。時々1週間くらいの単位で帰宅)
○ママ(フルタイム勤務)
○長男(まだまだ甘えたの小学6年生)
○長女(お兄ちゃん大好き小学2年生)
と、このようになっています。
普段はママのワンオペ状態。子どもがだいぶ大きくなってきたとはいえ、毎日のご飯作り、洗濯、宿題のフォロー、習い事の送迎など多忙を極めています。
それでも月1回くらいは実家の母親を頼り、友達と飲み会に行っていたのですが、甘えん坊の長男が嫌がり、それに長女も追随します。
ですので、こちらのママは飲み会も数か月控えていたのです。
でももう限界。ママにだって気晴らしは必要ですよね?
長男には「学校毎日行くのは大変でストレスがたまると思う。だから君は、友達と遊ぶでしょ?ママも毎日仕事して家事して、大変。ママも友達と遊びたい」と1か月前から説得して、実家の母に頼んで準備していたのです。
そんな中、仕事の関係で1週間パパが帰宅しました。
子どもたちは大喜び。一緒に夜ご飯食べて、お風呂に入って。
初日の月曜日はママも大助かり。
でも2日目から仕事関係の飲み会が2日続けて入るように。
子ども達は不満。一緒に遊んでもらえない上、飲み会は楽しいところと認識しているから「ずるい」と。
はい。ここでママは大変不満なのです。
ママの飲み会はこの金曜日。
この日はパパもまた飲み会で、実家の母と子ども2人だけで夜ご飯となるのです。
そうです。パパはママが綿密に育ててていた、
子ども達の「飲み会行ってもいいよ」の寛容な心を
先食いしたのです!!
パパは深く考えなかったのでしょう。
その日について、1か月前に
家にいてくれるようにママに頼まれたけど、無理だと言い、ママの母親に任せたことは知っていました。
でも子ども達とママの状況はちゃんと分かっていなかったのです。
ママは
「せっかく私が1ヶ月も前から段取りしてきたことをあなたに台無しにされた」と
パパに訴えました。
するとパパは平静に
「分かった。そこまで頭が回っていなかった。飲み会は延期して、金曜日は子どもたちとお義母さんと回転ずしにでも行ってくるよ」
と、言ったのです。
ママはちょっとケンカ腰でしたが、パパのその提案のおかげでママは素直に
「ありがとう」
を言うことができました。
お金はかかってしまうけど、これで一件落着。
パパの人間関係が悪くならないか心配ですが、次回からもっと家族の状況をパパとシェア出来たら良いですね。
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