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執筆者の写真直子 元岡

【改善伴走シリーズ①】改善伴走支援の始まりは

更新日:10月23日


大手メーカーさんの保守業務をされている企業様(B社)の田中課長(仮名)からお電話いただいたのです。彼が元岡に改善活動の伴走支援を依頼されたのですが、改善活動の目的は以下の3つでした。

①派遣社員の佐藤さん(仮名)を正社員として採用するための功績を改善活動で作る。

②他部門から異動してきた千葉さん(仮名)に課の仕事を覚えてもらう。

③業務のデジタル化を実施する前に、根本的に業務体制と内容を見直す。


B社さんも多くの企業と同じように全社で改善活動が行われているものの、実態は作り上げられた報告書による「ポーズ」であることもちらほら。データに基づき、メンバーで議論され、協力して作り上げたものからは遠かったのです。

田中課長はその問題に加え、昨今の人手不足問題から若手で派遣社員の佐藤さんを正社員として迎えたかった。人事部を納得させるには彼が優秀な人財であることを証明しないといけない。

さらに最近異動してきた千葉さんにも事務処理以上の仕事を任せたい。そして業務のデジタル化を目前に控え、設備が故障してもその原因を追究することなく、担当者で抱え込み情報共有しない業務体制や内容にメスを入れたいと考えられていたのです。

これらが実現できれば一石三鳥。


今回の改善活動は田中課長の肝いり。なんとしても成功させたい。ついては問題解決のステップを教えながらこのチームの会合に入って伴走支援してもらいたいということで元岡に白羽の矢が刺さりました。


前回の改善活動の報告資料を拝見したところ、問題解決のステップは踏めておらず、原因に対策を打てていない。そして手段が目的になっていることが判明。


日常生活でも手段が目的になっていることはありませんか?


幸せな生活をおくりたいのに、その手段である仕事が多忙で睡眠時間さえも確保できない生活を続けていて、「仕事をするために生きている」みたいな状況です。本当は「生きるために仕事をする」ですよね。

言われたらなるほどと思うのですが、作業に没頭したり毎日忙殺されていたら分からなくなるのです。そんなことも指摘する立場で伴走支援をさせて頂こうと決め、第1回ミーティングに向かいました。


次のブログではその第1回ミーティングの内容をシェアしたいと思います。


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