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世間に確実に存在する有能人財


起業してまだ仕事が入ってこなかったころ、娘の習い事の保護者の集まりに参加しました。


それは近々ある発表会で子ども達へのプレゼントとして配るアイシングクッキー(カラフルにデコレーションされたクッキー)を作る会でした。


作業できる場所を借りて20名近くの保護者が集まり、既に焼いてあるクッキーにアイシングを施し、ラッピングします。

集まった保護者の中には乳児を連れている方もおられました。


私は正直戸惑いました。

手作業が求められるこの現場に乳児を連れて何をされるんだろうと。


しかし彼女は「私はこれしかできないから」と、このアイシングクッキープレゼントの製造ラインの司令塔となったのです。

乳児を抱っこしながら全体を俯瞰し、作業台の配置、人の配置、物の流れなど適宜指示を出してくれたのです。


おかげで私は一作業員として作業に集中することができました。


そしてどんどん進んでいく作業。

普段ゆっくり話す機会もない保護者の方々とおしゃべりしながらの楽しい時間が過ぎていきました。

しかし少しすると作業するクッキーが回って来なくなったのです。


その時隣で作業されていた方がすぐさま

「あれ?どこで止まってるんだろう?」

とつぶやき、ネック工程(作業が行き詰っている場所)を探し出し、その作業場へと移っていったのです。


びっくりしました。


①自分が置かれている状況や発揮できる能力を見極め、最適な仕事をするママ。

②作業が停滞したらすぐにその原因を見つけ出し、それを解決しようとするママ。


メーカーで働いていた私はそんなことが自然にできる人が


○稀である

○貴重である

○手放してはならない


と知っています。


組織では自分の与えられた仕事に安住し、自らの範疇を超えようとしない人が多いのではないでしょうか。


今回私が出会った有能な方々は全て子育て中の女性でした。

①の方はその後時間的に融通の効く事業で個人事業主として仕事を始め、バリバリ稼いでいらっしゃいます。

②の方は今も子育てに専念されています。


生産年齢人口が減ってきている今、統計史上初めて日本の出生数は70万人を割りました。これからもっと働ける人は減っていくでしょう。


でも今この時も、有能な人財は世間に眠っているのです。

彼女たちに「働きたい!」と思ってもらえる組織になるために、何ができるでしょう。


弊社はそのお手伝いをいたします。

ご相談だけでも気軽にお声がけください。


今は以下の助成金もあります。

☑業務改善助成金


ぜひチェックしてください。


追伸:今回お話したアイシングクッキーの作業は見事時間内でやり切ることができました。それは有能な人財がいたからだけではなく、もう一つ違った見方をすることもできます。

次回はそれについて綴ろうと考えています。

お楽しみに。


 
 
 

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