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執筆者の写真直子 元岡

【改善伴走シリーズ③】テーマを決めるのが一番大変!?

更新日:10月23日

高得点をつけた「日常の保守巡回点検に時間がかかる」を解決したいけれど、すんなりは決まりません。

巡回点検時間を減らしたくない大木センター長に私は聞いてみました。

「点検シートにはどの場所のどの設備を見に行くかは書いてあるけれど、何をチェックするかは書いてないですね。それは書面でチームで共有できているんですか?」

答えはできていないとのこと。今まで口頭とOJTでの引継ぎだったらしいのです。ここで今回のリーダーである千葉さんが発言しました。

「大木さん、今の設備故障のクレームはちゃんと点検できてないことが原因かもしれないですよ。一回保守巡回点検について取り組んでみても良いのでは。」

私も言葉を添えます。

「調べてみて巡回点検項目を増やさないといけない理由が見つかれば、増やすべきだと思います。大木さんはクレーム対応に疲弊されていると伺いました。なので、今回は「大木センター長にかかってくる設備故障クレーム件数の削減」というテーマで取り組んでみてはいかがでしょう。手始めとして、今日から1ヶ月間、クレーム内容、対応時間、かかった費用の記録を1件1件記録してもらえますか?」

私の提案に大木センター長以外のメンバーは満足そうでしたが、大木センター長は嫌がりました。そんなことを記録する時間はないと。本当にたくさんの電話がかかってくるんだと。

ああ、残念ながら今は何を提案しても「改善」や「変化」には拒否反応しか出ない。実はこんな方はたくさんおられます。私も多くのチームをご指導するなかでたくさんお会いしてきました。でも悲観的にはなりませんでした。なぜならこのチームは本音が言える方達だったからです。変に本音を隠して、やるやると約束し、結局やらないという状況になるよりは100倍ましなのです。

話を元に戻しましょう。今回は以下の点を約束して評価点1位を付けた問題点に着手することでチーム全員の同意がとれました。

約束事:保守巡回点検時間の削減というテーマでも必要と分かれば時間は増やす。

テーマは

「保守巡回点検時間の削減」です。




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