top of page
執筆者の写真直子 元岡

【改善伴走シリーズ④】いざデータ測定

更新日:10月23日

テーマが「保守巡回点検時間の削減」に決まって、いざ、現状を把握していきます。


毎朝佐藤さんと村上さんの2人がかりで広い敷地を回り、設備を点検しているそうなんですが、何にどれだけ時間がかかっているのかは分からない。(大木センター長は2人のうち誰かが休めば代わりに巡回する立場)


よって2人の行動をストップウォッチで記録していきます。本当は10回ずつくらい測定したいところですが、他の仕事を圧迫するため、それぞれ4回分測定してもらいました。


すると2回分くらい測定していると、〝何のため〟〝どのようなチェックなのか〟〝必ず設備員がチェックしないといけないものなのか〟などの疑問が浮かび上がったきたため、私がいない時にメンバーで話し合ったらしいのです。「次回、点検の重要度を議論し各点検項目の点検頻度を決める。」と議事録で報告がありました。


こちらよくあることで、まだ問題の原因が特定されていないのに対策を決めようとしているんです。気持ちはすごく分かりますが、ここは我慢。誤った原因に対策したら問題が再発しますし、何より時間の無駄なのです。そして点検を減らしたくない大木センター長は全く納得がいきません(笑)。


私はメンバーに最初に説明した問題解決手法のステップを説明し、対策を考えておいてもいいけれど、今はデータ取得と分析をするときだということに納得いただきました。


データはパレート図に落とし込み、メンバー全員で分析。ちなみにパレート図にしやすいように、時間計測の項目を最初に決めています。分かったことは以下の通り。

①平均で移動時間が50%ほどを占めている。

②ルートは人によって違う。

③ベテランの村上さんの移動時間が佐藤さんより10分も早い。←面白いですね。


そして続いて目標を決めます。平均で30%減することになりました。


なぜ30%?今回はその根拠がないのです。そこに私がちょっとした理由付けをさせて頂きました。ここでは申し上げられませんが、みなさん「確かに(笑)」とうなづかれておりました。




閲覧数:1回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comentarios


bottom of page