【シリーズ①中小企業の5S活動】5Sは経営改善プロジェクト
- 直子 元岡
- 5 日前
- 読了時間: 3分

それはとある企業の社長さんからいただいたメールにて始まりました。
5S活動の伴走依頼です。
こちらの会社は中小企業のメーカーさんで、前述の方はひと月ほど前に社長に就任されたばかりでした。(以下、O社長とお呼びします)
そして以下の現実に衝撃を受けたそうです。
工場も事務所も整理整頓ができておらず汚い。
物の移動、探す時間、滞留が多く、見えない無駄が生産性を下げている。
とても今の若い人が就職したい企業には見えない。
ですから、会社を挙げて5S活動を推進することを決定し、社内には以下のように強く発信されたそうです。
「これから始める5S活動は会社が生き残るための全社横断の経営改善プロジェクトである」
大げさだと思いますか?
そんなことしなくても、会社は存続できると思いますか?
実は5Sができていない組織は本当に無駄だらけなんです。
「気がつくと机がぐちゃぐちゃになっているあなたへ」という本の著者によると、平均的なサラリーマンは年間19日も探し物をしていると言われています。
約1か月分の給料×従業員数=〇〇〇万円??
貴社の無駄の金額はおいくらでしょうか。
5Sができていると探す時間は激減し、在庫は抑えられ、無駄な費用も抑えられます。
前述のO社長はそれを分かっておられたのです。
5Sは会社が生き残るための全社横断の経営改善プロジェクト
この方針の元、弊社には5Sセミナーと月1回の現場巡回指導を依頼されました。
専用の費用予算がない中で5S活動実施を確定させ、上記の依頼をされたことに、O社長の覚悟を強く感じます。
実は5S活動を成功に導くためには絶対に抑えておくべきことが3つあるんです。
それらは、、、
①トップが本気であること。
②組織だった活動で、しくみを構築していくこと。
③推進事務局に有能な社員を配置すること。
①は無問題。
②はこれから次第ですが、すでにプロジェクト体制が敷かれ、各部に推進計画が立案され、最低でも月1回の巡回指導日が設定されています。月1回の指導日には計画に対する実績がどうなっているのか報告頂き、忌憚ない議論をする予定です。
そして③の有能な社員を推進事務局に配置すること。
今回抜擢されたのは、海外で新工場立ち上げに携わり、そこで工場長を務めていたこともある製造部のS課長です。
海外での工場長時代、S課長は工場内で起こったトラブルは直ぐに状況を把握して対策し、当時同じく赴任されていたO社長は全幅の信頼を寄せていたそうです。
数年後この二人は再び同じ職場で働くこととなったわけですが、
O社長は海外から帰ってこられたS課長がただの一課長として力を弄んでいることに気づいておられました。
そこで白羽の矢を立てたのです。
やっとゆっくりできると羽を休めていたS課長は驚かれましたが、「今の業務量では物足りないな」と感じておられたのも事実。
それに片腕として一人補佐を選んでもいいということでしたので、長らく一緒に仕事をしてきた品質保証グループのM課長を選んだのです。
なんとこのM課長も前述の海外工場に赴任されていたとのこと。
お友達事務局か!皆さんの心の声が聞こえてきそうです。
でもそれで大いに結構です。
推進事務局はプロジェクトの業務量の多さに加え、社内の難問、抵抗勢力などに立ち向かうため、大きなストレスがかかります。
その時にともに励ましあい、協力できる人間関係ができていないと5S活動は頓挫してしまうのです。
これからこの会社さんの5S活動はどのように進むのでしょうか。
皆様にはこのブログを通して、ほぼリアルタイムでお伝えしていこうと思っています。
次回は「シリーズ②さっそく火花バチバチ??」をお伝えする予定です。
どうぞお楽しみに!




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